おはようございます、こんにちは、こんばんは、「ダサくったっていいじゃない?」管理人のGURUKEN(ぐるけん)です。
ぐるけんは、Jリーグ好きで毎週色々な試合を見ています。
そんな中、ふと海外サッカーとかでよく聞く「バンディエラ」という響きがかっこいいなと思いました。
最近は、Jリーグなんかもそこそこ歴史が出てきて、「バンディエラ」という言葉を実況が選手に使う機会も出てきています。
そこで今回は、Jリーグにいる「バンディエラ」を紹介していこうかなと思います。
とはいえ、「バンディエラ」という定義は中々難しく、曖昧な使われ方をしている時もあります。
今回ぐるけんの場合は、「入団からずっと同じチームでプレーしている」、「ある程度チームの中心選手(だったことがある)」ということを前提に、紹介していきます。
本来はローマのトッティとかのように、13歳から「ローマの下部組織」に所属し、「プロ入り後もずっと一つのチーム」に所属し、「クラブのシンボル」であり続けるような選手のことを本当の「バンディエラ」と呼びたくなりますが、正直Jリーグではそこまでの選手はほとんどいません。(日本で言ったらジュニアユースからずっとになりますからね笑)
そこら辺は考慮しながら、紹介していきますのでよろしくお願いします。
Jリーグの「バンディエラ」
まずは、Jリーグの中だったらこの人は「バンディエラ」と言っていいだろうと個人的に判断した選手を紹介していきます。
中村憲剛
37歳 川崎フロンターレ(16年目)
J1通算 405試合64得点 J2通算 75試合9得点(いずれも2017年終了時まで)
まず、Jリーグの「バンディエラ」と言われると、一番最初にこの選手を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
大卒でプロ入りして、J2時代から川崎一筋の選手です。
もちろんプロ入り後の活躍は皆さんの知るところですが、凄いのは37歳(今年で38歳)になった今もJリーグのトッププレイヤーであり続けていることでしょう。
当然、今シーズンもチームの中心として、高パフォーマンスを見せていますね。
この人が「バンディエラ」と定義出来ない場合は、「Jリーグ」には「バンディエラ」はいないと言ってしまってもいいかもしれませんね。
曽ヶ端準
38歳 鹿島アントラーズ(21年目)
J1通算 521試合(2017年終了時)
もう一人、Jリーグのバンディエラとして名の挙がる機会が多い選手として、曽ヶ端選手が挙げられますね。
プロ入り後から同一チームに21年間の所属というのは、現役選手では最長です。
さらに「鹿島ユース」出身である点や、長年Jリーグの強豪チームである鹿島アントラーズのゴールマウスを守り続けてきたことなどからも、「バンディエラ」と呼んでもいいと思いますね。
しかし、今シーズンはクォンスンテに正キーパーを譲っています。
昨年も一時、控えに甘んじていた時がありましたが、今シーズンは正真正銘の「正念場」になるかもしれませんね。(今年は名古屋の楢崎選手など、実績のあるベテランキーパーが外国人キーパーにポジションを奪われていますね)
大谷秀和
33歳 柏レイソル(16年目)
J1通算 326試合17得点 J2通算 64試合3得点(2017年終了時)
大谷選手は、先ほどのトッティの例で挙げた「バンディエラ」という定義も全て満たしていると言ってもいい選手です。
ジュニアユースから柏レイソル一筋で、チームがJ2に降格しても残留し、チームの中心であり続けた選手ですね。
代表経験も無く、中村憲剛選手とかと比べると、やや地味に感じてしまうかもしれませんが、「実力」は本物で素晴らしい選手ですよね。
まだ33歳という年齢ですが、このまま「バンディエラ」であり続けてもらいたい選手です。
栗原勇蔵
34歳 横浜Fマリノス(17年目)
J1通算 313試合16得点(2017年終了時)
個人的には、ここぐらいから段々と「バンディエラ」感が薄れていくかなと思いますが、横浜Fマリノスファンからしたら、この選手は入れたいですね。
栗原選手も横浜のジュニアユースからマリノス一筋の選手なので、「バンディエラ」と呼ぶに相応しいかなと思います。
しかし、今回ぐるけんが定義した「バンディエラ」からは外れるものの、長年に渡りチームのシンボルであり続ける「中澤佑二」選手の存在や、ここ数年の存在感の薄さから「バンディエラ」感が薄れてしまっているのが残念です。
それでも、全盛期は日本代表にも呼ばれ、堅守を武器にしていた時期のマリノスの中心選手であったことは間違いありません。
気になる点と言えば、ここ数年出場機会を減らしている点ですね。(15年11試合・16年12試合・17年8試合)
まだ34歳(今年35歳)と他のチームに移籍して、出場機会を求めるということも十分に考えられる状況でもありますので、個人的には心配しています。
今年で中澤佑二選手の引退が決まっていますし、それに加えて栗原選手もチームを離れるとなると、経験豊富な選手が同時に抜けることになります。
今シーズンはリーグ戦で1度もチャンスをもらっていませんが、耐えてもらいたいですね。
個人的にはこういう状況からして、「チームを離れる」という選択も「サッカー選手」としては、当然のことだと理解できますが、せめて中澤佑二選手が引退する来年まではマリノスで勝負してもらいたいなと思います。
青山敏弘
32歳 サンフレッチェ広島(15年目)
J1通算 310試合17得点 J2通算 36試合4得点(2017年終了時)
もうそろそろ、この選手も「バンディエラ」と呼んでいい頃になるかと思います。
長年チームの中心であり続けてきた選手ですし、「バンディエラ」ではないですが、チームの象徴といっても良かった「佐藤寿人」選手辺りがチームを去ってからはより存在感を増してきた印象です。
実は、サンフレッチェ広島には、チーム最長となる19年間所属している「森崎和幸」選手いますが、ぐるけんは青山選手をチョイスしました。(森崎選手も十分「バンディエラ」と呼べるかも分かりませんが)
梁勇基
36歳 ベガルタ仙台(15年目)
J1通算 241試合 29得点 J2通算254試合 47得点
個人的には、この選手も「バンディエラ」と呼んでいいかなと思い入れてみました。
ベガルタ仙台がJ2でくすぶっていた頃に加入すると、1年目から頭角を現して、長年チームの中心であり続けている選手です。
今年を含めて、ここ数年少しずつではあるものの「存在感」が薄れてきていますが、まだまだ頑張ってもらいたいですね。
城後寿
32歳 アビスパ福岡(14年目)
J1通算 89試合17得点 J2通算 286試合53得点
この選手は今の時点で「バンディエラ」といっていいのかは迷いましたが、あと数年すれば誰もが文句なしで「福岡のバンディエラ」と呼ぶ選手だと思ったので入れてみました。
個人的にも大好きな選手で、J1の強豪クラブからオファーが絶えず来ても、福岡一筋を貫いてきた選手です。
ちなみに、U-16・U-17・U-19・U-21など各年代のスペイン代表経験もあり、長年リーガエスパニョーラでプレーしていたシシーニョ(FC岐阜や徳島ヴォルティスに在籍)選手が、城後選手に憧れてJリーグにやってきたという話はファンの間では有名です。
とりあえず、ぐるけんが挙げる「バンディエラ」はこんな感じですかね?
続いて意見が分かれる選手、(ファンにとっては「バンディエラ」かもしれない選手)や「バンディエラ」とは呼べないものの、プロ入り後から長年同一チームに所属している選手を紹介していこうと思います。
プロ入り後から長く同じチームでプレーする「Jリーグ」の選手
それでは、プロ入り後から長く同じチームでプレーし続けている選手たちを紹介していこうと思います。
平川忠亮
38歳 浦和レッズ(17年目)
J1通算 333試合9得点(2017年終了時)
この人は少し迷いましたが、「バンディエラ」という感じではないかなと判断してこちらに入れました。
浦和レッズファンからしたら「バンディエラ」だよという人もいるかもしれませんね。
ACLを優勝したり、リーグ制覇や天皇杯連覇を成し遂げた時の、「浦和黄金期」を知る数少ない現役選手です。
ここ数年は苦しい立場の選手ですが、ぜひ「浦和レッズ」でプロサッカー選手を全うしてもらいたいなと思いますね。
森崎和幸
36歳 サンフレッチェ広島(19年目)
J1通算 427試合19得点 J2通算 74試合3得点(2017年終了時)
先ほども名前を挙げた選手ですが、この選手もサンフレッチェ広島ファンからしたら「バンディエラ」かも分かりませんね。
個人的な判断で「バンディエラ」からは外しましたが、いい選手であることは確かです。
去年は大きく出場機会を減らしましたが、まだまだ頑張ってもらいたいですね。
北本久仁衛
36歳 ヴィッセル神戸(19年目)
J1通算 340試合11得点 J2通算53試合5得点(2017年終了時)
スキンヘッドがトレードマークのヴィッセル一筋19年目の選手です。
個人的にも好きな選手で、ヴィッセル神戸のファンからも愛されている選手だと思います。
しかし、「バンディエラ」という感じではないので、こちらで紹介しました。
酒本憲幸
33歳 セレッソ大阪(16年目)
J1通算 153試合4得点 J2通算 126試合8得点 J3通算 8試合得点(いずれも2017年終了時)
セレッソに長年所属する「ファンに愛されている」選手だと思います。
去年はリーグ戦出場なしに終わり、若手に交じってJ3(セレッソ大阪U-23)でプレーしていましたね。
セレッソでサッカー人生を終えるのか注目です。
菅井直樹
33歳 ベガルタ仙台(16年目)
J1通算 196試合20得点 J2通算 186試合20得点(2017年終了時)
チームの最長の在籍期間を誇るベテラン選手。
J2の常連だった時代からベガルタ仙台を支えて、現在も戦力として貢献していますね。
「バンディエラ」という感じではないですが、「ファンから愛されている」選手の一人だと思います。
富田晋伍
31歳 ベガルタ仙台(14年目)
J1通算 244試合4得点 J2通算109試合1得点(2017年終了時)
ベガルタ仙台でプロキャリアをスタートさせ、在籍14年目に突入した選手。
現在は、キャプテンも務めています。
藤本康太
32歳 セレッソ大阪(14年目)
J1通算 137試合7得点 J2通算 76試合6得点 J3通算 2試合0得点(2017年終了時)
酒本選手に次ぎ、セレッソで在籍年数の長い選手です。
ここ数年は怪我の印象も強い選手ですが、年齢的にはまだまだ頑張ってもらいたいですね。
八田直樹
31歳 ジュビロ磐田(14年目)
J1通算 78試合 J2通算 36試合(2017年終了時)
ユース時代からジュビロ磐田一筋の選手。
一時期はキーパーのファーストチョイスになっていた時期もありましたが、ここ数年は出場機会を減らしています。
遠藤康
30歳 鹿島アントラーズ(12年目)
J1通算 222試合39得点(2017年終了時)
長年常勝軍団の鹿島アントラーズでレギュラーを張っている選手ですね。
まだ在籍12年という点と、印象から「バンディエラ」からは外しましたが、このまま行けば将来的に「バンディエラ」に近い印象を持つような選手になる可能性は大いにあると思います。
赤星拓
34歳 サガン鳥栖(12年目)
J1通算 59試合 J2通算 86試合(2017年終了時)
サガン鳥栖一筋のベテランGK。
入れ替わりが激しいチームにあって、J2時代のサガン鳥栖を知る数少ない選手ですね。(今サガン鳥栖に在籍している選手でいうと、高橋義希選手、池田圭選手ぐらいかなと思います)
池田圭
31歳 サガン鳥栖(10年目)
J1通算 143試合16得点 J2通算 74試合9得点(2017年終了時)
サガン鳥栖一筋の選手。
ぐるけんも結構好きな選手で、このまま在籍を続けても「バンディエラ」になれるようなタイプではないものの、チームに良い影響を与えるベテランとしてファンからも愛される」選手だと思います。
J1所属の在籍年数の長い選手は、上で紹介してきましたが、J2にも僅かではありますが、在籍年数の長い選手がいます。
選手の入れ替わりが激しいJ2では非常に貴重な存在なので紹介しておきます。
神山竜一
33歳 アビスパ福岡(16年目)
J1通算 26試合 J2通算 216試合
福岡一筋のベテランGK。
正ゴールキーパーを務めた時期もあった選手だが、常にライバルの存在があり、常にレギュラー争いをしていた選手という印象もあります。
去年はついに2005年以来のリーグ戦出場なしに終わりました。
山田拓巳
28歳 モンテディオ山形(11年目)
J1通算 17試合0得点 J2通算 145試合6得点
モンテディオ山形に在籍して11年目の選手。
チームでは、過去2回のJ1昇格を知る唯一の選手となり、キャプテンも務めています。
椎名一馬
31歳 ファジアーノ岡山(10年目)
J2通算 3試合
この選手は、岡山一筋のGKです。
リーグ戦通算3試合出場のみで、10年間プロとしてやっていけるのはGKならではでしょう。
ちなみにかつてあった、ファジアーノ岡山のセカンドチーム(ファジアーノ岡山ネクスト)の方で経験を積まされていた時期も長い選手ですね。
長々と書いてしまいましたが、ぐるけん的「バンディエラ」と「同一クラブへの在籍年数の長い選手」の紹介はこれぐらいにしておきます。
恐らく、プロ入り後から同一チームに在籍して10年以上の選手は、全部紹介したんじゃないかなと思います。(他にもいたらすみません)
実際に「バンディエラ」の定義は様々で、例えば今回は紹介しなかった「鹿島アントラーズ」小笠原満男選手なども実際のところは「バンディエラ」という認識を持っている人が多いかもしれませんね。(一時期、メッシーナでプレーしています)
今回この記事を書いてきて、やっぱり「バンディエラ」という響きは何ともカッコイイなと思いましたね。
しかし、現在は海外サッカーを含めて「一人の選手」が「一つのクラブ」で競技人生を全うするということが非常に稀になってきている時代です。
今後、どんどんそのような選手は減っていく傾向にあると思いますし、今回挙げた選手たちは貴重な存在だということですね。
将来的には「バンディエラ」という言葉は死語になっていくか、「意味が変わってくる」(ただ単にクラブの象徴的な選手に使う言葉になる等)可能性が高い気がしますが、「真のバンディエラ」は決して、「ファンの心の中」からは消えることはないですよね。
ぜひ「同一チーム」でプレーし続ける選手たちに注目してみてくださいね。