おはようございます、こんにちは、こんばんは、GURUKEN(ぐるけん)です。
昨日ついに、巨人にとって初めてとなるBクラスが決定してしまいましたね。
巨人ファンとして、しっかりと向き合うためにもこのブログで触れておこうと思います。
巨人のBクラスの原因を考えてみる
まずは巨人ファンのぐるけんなりに、巨人が今年Bクラスに終わった原因を考えてみたいと思います。
1.先発投手の頭数が足りなかった
巨人には球界を代表するエースといってもいい菅野投手をはじめ、マイコラス投手や田口投手といった、いい投手がいることは確かです。
しかし逆にいえば、この3人しかまともに計算できる選手がいませんでした。
後半はルーキーの畠投手が活躍してくれましたが、前半戦は3人以外は誰も計算できる選手がいませんでしたね。
現在、菅野投手が17勝で最多勝が確定的、マイコラス投手が14勝、田口投手も後半バテた感がありましたが13勝と、3本柱は球界でもトップクラスといってもいい内容です。
しかしその次となると、畠投手の6勝、大竹投手の4勝となります。
3本柱は出来過ぎだったとはいえ、今年はその他の投手が誤算続きでしたね。
開幕前は先発候補のメンバーだけ見れば、そこそこ揃っている印象を受けていました。
今年誤算だったのが、FAで加入した山口投手を始め、トレードで加入した吉川投手、元エースの内海投手、実績のある大竹投手、復活に期待したかった高木勇人投手などが挙げられます。
そもそも開幕時点の先発候補を見てみると...
- 菅野智之 去年9勝
- マイコラス 去年4勝
- 田口麗斗 去年10勝
- 山口俊 去年11勝
- 内海哲也 去年9勝
- 吉川光夫 去年7勝
- 大竹寛 去年6勝
- 高木勇人 去年5勝
- (畠世周)ルーキー
- (宮國椋丞)去年リリーフ4勝
- (桜井俊貴)去年0勝
- (今村信貴)去年3勝
- (杉内俊哉)去年0勝
カッコにした選手は開幕時点ではほとんど未知数でしたが、候補だけ挙げればこんなにも選手がいました。
カッコ以外の選手でも8人、名前だけ見ればそこそこの選手が揃っています。
この中で、開幕時点で考えていた、ぐるけんの先発勝利数の計算を書いていこうと思います。
- 菅野智之 良くて15勝 最低10勝 実際17勝
- マイコラス 良くて13勝 最低8勝 実際14勝
- 田口麗斗 良くて12勝 最低6勝 実際13勝
- 山口俊 良くて10勝 最低6勝 実際1勝
- 内海哲也 良くて8~10勝 最低5勝 実際2勝
- 吉川光夫 良くて7~8勝 最低4勝 実際1勝
- 大竹寛 良くて7~8勝 最低4勝 実際4勝
- 高木勇人 良くて7勝 最低4勝 実際1勝
- その他 良くて10勝~15勝 最低5勝 実際7勝
大雑把ではありますが、このぐらいでは計算していました。
正直なところ菅野投手、マイコラス投手、田口投手に関しては予想を遥かに上回ってくれましたが、それ以外は全くダメでしたね。
マイコラス投手はケガなく1年ローテーションを守れれば、二桁近くは硬いだろうと思っていましたが、田口投手は今年しっかり1年ローテーションを守れるかは少し心配していました。
その他の投手は最低の予想も上回る、ことごとくひどい結果に終わっています。
実際優勝を80勝ラインで考えて、優勝するための開幕前の計算では...
- 菅野、マイコラス、田口、山口俊→40勝 実際45勝
- 内海、吉川光夫、大竹、高木勇人→20勝 実際8勝
- その他先発陣→10勝 実際7勝
- リリーフ陣→10勝 実際11勝
こちらも大雑把ですが、開幕前はこんな感じに考えていて、数字を見ても不可能ではなさそうだなと思っていました。
こう見ると結構頑張っていますが、第2グループが誤算すぎました。
あと実際は優勝した広島が、現在88勝と圧倒的なので、80勝でも優勝は難しかったかもしれないですね。(まあ巨人が80勝していたら、広島の勝ち星ももう少し減っているはずですが)
来年はまだマイコラス投手がどうなるか分かりませんが、どうやってローテーション投手をそろえるか考える必要がありそうです。
今年ダメだったが実績のある山口俊投手、内海投手、吉川光夫投手、大竹投手辺りを来年の計算に入れるのか。
今年後半頑張ったが、1年ローテーションを守る体力があるか分からない畠投手や他の若い投手をどれくらい計算するのか。
非常に難しいですが、仮にマイコラス投手を引き留められても、現状のままだと来年もAクラス争いがやっとですかね?
ドラフトを始めとした、オフシーズンの動きに注目したいと思います。
2.勝ちパターンの駒不足
今年は上位の広島、阪神に比べてここが一番劣っていたと感じています。
一応勝ちパターンとして安心してみていられたのは、マシソン投手とカミネロ投手だけだったと思います。
正直、カミネロ投手を獲得していなければ、試合にならなかった可能性すらあります。
あとは一応西村投手も頑張っていましたが、力不足感は否めませんでした。
リリーフに関しても誤算はありましたね。
一番は澤村投手の不在です。
澤村投手がいれば、Aクラスは間違いなかったと思います。
やっぱりある程度しっかりとした勝ちパターンが、最低3枚はないときついですよね。
西村投手も4枚目だったと考えると、いい感じになるんですがね。
もう一つの誤算は左のリリーフで、FAで加入した森福投手と実績のある山口鉄也投手でしょうか。
正直2人には、大きな期待はかけていなかったですが、2人で他球団の左のエースリリーフ1人分ぐらいの働きは期待していました。
実際には2人合わせて、ようやく1人分の1軍レベルの左リリーフぐらいの働きでしたね。
戸根投手もさっぱりでしたし、今年は左のリリーフ不足に苦しみましたね。
森福投手の働きでも、巨人では左リリーフの1番手ぐらいです。
FA戦士と考えると物足りなさもありますが、Cランクでの獲得でもありますし、いなかったらさらに悲惨な状況だったので、来てくれて良かったのかもしれませんね。
来年はマシソン投手がどうなるか分からない状況みたいですね。
一応、澤村投手が復帰すると思いますが、復帰後すぐの選手に過度な期待はかけられません。
マシソン投手の退団に備えて、外国人リリーフの調査をしっかりおこなってもらいたいですね。
あとはドラフトで左のリリーフとして、そこそこ出来そうな選手が指名出来たらいいですね。
3.絶対的な4番打者の不在
今年の巨人打線はメンバーだけみると、悪くない打線に見えます。
後半のしっかりとしたメンバーが打線にそろってからは、チームとしてもしっかりと機能していたと思います。
しいて問題点をあげるとすれば、30本のホームランが打てるような絶対的な4番の不在ですかね。
このまま阿部選手に頼っていても未来はないですが、かといって他にポジションを取れる様な若手がいないのも事実です。
今年のドラフトで清宮選手を指名できたら、最高なんですがね。
打線全体も伸びしろのないベテラン中心なので、このまま少しずつ毎年成績が下がっていくだけだと思います。
難しい問題ですが、どうにか岡本選手辺りの若手が1人でもレギュラーをつかめれば、またチームの雰囲気が変わると思います。
4.序盤戦の中井、立岡1.2番起用
あとは、やっぱり序盤戦から中盤にかけてチームの調子が上がらない時に、起用され続けていた、中井選手と立岡選手の1.2番起用も原因の一つに挙がると思います。
まあでもこれに関しては、個人的には仕方ないのかなとも思っています。
序盤、ケガ人もいてベストメンバーで戦えない中で、中井選手と立岡選手にチャンスを与えただけの話しでもあります。
中井選手と立岡選手もそこそこシーズンで打っていた年もありましたし、序盤なら期待値も込めてと考えると、一応そんなにおかしな起用でもなかったともいえます。(セカンドとセンターは、あの時期にいた選手だったら誰を使っても同じような成績だったかなとも思います)
ちなみに開幕オーダーはこんな感じです。
- 二 中井大介
- 中 立岡宗一郎
- 遊 坂本勇人
- 一 阿部慎之助
- 三 マギー
- 右 長野久義
- 左 岡本和真
- 捕 小林誠司
確かに1.2番が中井選手と立岡選手では迫力に欠けていたのも事実です。
本当だったらせめて実績のある、長野選手辺りが1番を打つべきでしたが、序盤は絶不調でしたからね。
陽選手もびっくりするほどいい成績を残しているわけでは無いですが、やっぱりいてくれるとありがたさが分かりますね。
使い続けた事により、中井選手は最近頑張っていますし、今年の経験を来年以降に活かしてくれたら、せめてもの救いかなと思います。
巨人のBクラスに思うこと
今年の順位が4位に決定して、球団史上初めてCSに出場できないということになりますが、ぐるけん的にはそれで良かったと思います。
これはファンの負け惜しみではありませんよ。
むしろぐるけん的には、最下位とかでもよかったぐらいだと思っています。
もうここ数年は、チーム全体として衰退期に入っているのは、誰が見ても明らかです。
3連覇を果たした時の主力が、もう衰えてきているのに、まだチームの中心であり続けている現状があります。(特に打線)
どんなチームでも、何年も主力が変わらずに勝ち続けることは難しいと思います。
それでも今までの巨人は3連覇後、2年連続2位と分かりやすく落ちていかないため、チーム全体として危機感が低く、何とも言えない難しい状況でした。
ベテラン勢も成績は下降気味ながらも、一定の結果は毎年出しています。(確かに若手で、ベテランと同じような成績を残せるような選手がいないのも事実)
でもこれ以上の成長は見込めない上に、数字もどんどんと物足りなくなっていく。
しかし変りもいなければ、ベテラン勢が全くダメになっているわけでもないので、ベテランを使い続けるしかなく、毎年少しずつチームとして衰えていっている印象でした。
そんなチームは12球団みても、巨人ぐらいかなとも感じてしまうぐらいです。
ファンのぐるけん的には、数年は勝てなくてもいいから、やっぱり育成を頑張っていくしかないと思っています。
今強い広島は生え抜き中心ですし、我慢の時期も長く過ごしました。
ソフトバンクも補強もしますが、しっかりと生え抜きが中軸を打っています。
巨人の補強を今さら否定するわけではないですが、目指すべきは「ソフトバンク」のような、補強組と働き盛りの生え抜きが共存したチームではないでしょうか。
昔巨人も、かなり補強したりもしていましたが、それなりに働き盛りの生え抜き選手もいましたもんね。
今はチームを見渡しても、残念ながら育成しろといえるほど、魅力的な若手が少ないのも事実です。(ドラフトをしっかりとやってこなかったツケ)
それでも来年は、岡本選手や吉川尚輝選手などに、長くチャンスを与えてあげて欲しいなと思います。
今回の4位がそのきっかけになってくれることを強く願います。
ここでまた3位に滑り込むと危機感も弱くなりますからね。(その意味では4位でもまだ足りないかなとも思っています)
まずは基本である、野手のドラフト戦略からしっかりと見直して、数年単位でチームを立て直して優勝を目指してもらいたいというのがファンの本音なんですがね。
それでも巨人というチームの宿命といいますか、チームの意向といいますか、毎年目先の勝利だけを取りに行って、優勝を目指していくことになっています。
恐らく現実も、今年4位だから来年からチームをガラッと変えて戦おうとはならないでしょうね。
来年も優勝を目指して、目先の勝利だけを取りに行くはずです。
もしかしたら、また大きく補強するかもわかりませんね。
それでもやっぱり、もう少しドラフトに力を入れていかないと、張りぼての補強だけで優勝できるほど甘くはないはずです。
とにかくチームが今回の順位をきっかけに、今の状況を把握して少しでもいい方向に進んでいくことを願っています。
もちろん巨人というチームのプライドがあるから、負けられないというならそれはそれでいいです。(ファンだって勝つ方がいいですから)
張りぼての補強でも何でもして、Aクラスぐらいはキープしながら(面目を保ちつつ)その裏で毎年しっかりしたドラフトを重ねて、チームの基礎を強くしてもらいたい。
それがないと補強していも意味がないのは、ここ数年で分かったはずです。
いくら、ブランドの服やアクセサリーで着飾っても、結局人間中身が大切です。
しっかりと、巨人も見た目の服やアクセサリーだけを毎年購入するのではなく、中身を磨く努力こそ一番大切だと気づいてもらいたいものです。
まあどんな巨人でも、ぐるけんは小さい頃から巨人ファンなので、応援し続けることに変わりはありません。
それでも今年が一つ、ターニングポイントになればいいなと思って、来年以降も応援し続けることにします。