おはようございます、こんにちは、こんばんは、「ダサくったっていいじゃない?」管理人のGURUKEN(ぐるけん)です。
ぐるけんは、数年前の話にはなりますが、郵便局の内勤として郵便物の仕分けバイトをしていました。
今回は、その時のことについて書いていこうかなと思います。
郵便局は日本各地どこにでもあるものですから、ぐるけんが働いていた郵便局のことが参考にならない所もあるとは思いますが、大まかな雰囲気が伝わればいいなと思います。
郵便仕分けバイトの内容
まずは郵便物の仕分けバイトの内容について書いていこうかなと思います。
ぐるけんが働いていた所では、ゆうパックと普通の郵便物を仕分けする部署が分かれていて、ぐるけんは普通の郵便物を仕分けするバイトをしていました。
郵便仕分けバイトの流れ
- 届いた郵便物を分ける
- 郵便物を機械にかける
- 機械にかからない郵便物と手区分用の郵便物を手で分ける
働く郵便局の場所や時間帯にもよると思いますが、大まかな流れはこんな感じです。
まず、「届いた郵便物を分ける」ですが...
こちらは、各郵便局から集まった自分の地区あての郵便物がトラックで運ばれてくるものと、自分の地区のポストから集めてきた郵便物を分ける作業があります。
日本全国の各郵便局から自分の地区あてに集まった郵便物は、種類ごとにケースに入れられて届きます。
- 小型郵便(機械用)機械にかける
- 小型郵便(手区分用)手で分ける
- 大型郵便薄物(定形外)手で分ける
- 大型郵便(定形外)手で分ける
ぐるけんの所では、確かこんな感じで4種類ぐらいに分けられて届いていました。
それをそれぞれの持ち場に運ぶのが最初の作業です。
大まかには、機械でかけるものは機械でかけるものに、手で分けるものは3種類ごとに分けていきます。
続いて、自分の地区のポストから集められた郵便物を分けるについてです。
こちらは自分の地区の各ポストから、決まった時間にどんどん郵便物が運ばれてきます。
その運ばれてきた郵便物を、種類ごとに分ける作業です。(例えば、ハガキと封筒を分けるみたいな)
それと同時に、料金不足の郵便物が混ざってないのか確認していきます。(ここでしっかりと確認しているので、切手を貼らずに出してもすぐバレます)
それがどっちも終わったら、「届いた郵便物を分ける」は終了です。
次の作業は、「郵便物を機械にかける」です。
これは先ほどのトラックで届いた郵便物の小型郵便(機械用)とポストから集めた郵便物を機械にかけていきます。
ぐるけんも非常に驚いたのですが、郵便物の仕分けとは手でやるのかなと思っていましたが、基本的には機械で分けていきます。
それぞれ仕訳けた郵便物を機械で、地域ごとに分別していきます。
ここでは、郵便物を機械にかけていく人が1人と地域ごとに分別された郵便物を抜き取っていく人1~2人(その日の物量次第)に分かれて作業していきます。
この作業は、結構大変だったりします。
郵便物を機械にかける人は、とにかく途切れないように郵便物を機械にかけ続けなくてはいけませんし、郵便物を抜き取る人もどんどん郵便物が溜まっていってしまうので急いで抜き取らなければなりません。
夏場などは、どちらも汗だくになります。
ぐるけんは、郵便物の仕分け作業は手でゆっくりとやっていくイメージでしたが、意外にもハードだったので驚きましたね。
それをひたすら、その日の郵便物がなくなるまでかけ続けます。
全部かけ終わると、トラックから届いた自分たちの地区の郵便物を機械で分けたものに関しては、配達員さんの所へ持っていきます。
そして逆に自分の地区のポストから集めて機械にかけた郵便物は、こちらが専用のケースに入れてトラックに持っていてもらいます。
それが出来たら、「郵便物を機械にかける」は終わりです。
最後は「機械にかからない郵便物と手区分用の郵便物を手で分ける」です。
これはトラックから届いた郵便物の「小型郵便(手区分用)」と「大型郵便薄物」と「大型郵便」、さらに「トラックから届いた郵便物とポストの郵便物」を機械にかけてかからなかった郵便物を手で分けていきます。
イメージしずらいと思いますが、これらの郵便物は手で分けていきます。
- 小型郵便(手区分用)トラック
- 大型郵便薄物トラック
- 大型郵便トラック
- 小型郵便(機械用)機械でかけて余ったもの
先ほどの郵便物を機械にかける作業をしても、必ず全部機械で分別できず、手で分けることになる郵便が出てきます。
なので最初にトラックで届いた手で分けるように分別しておいた3種類に加えて、機械でかけたものの余りも手で分けていくことになります。
それが全て手で分け終わると、その日の作業は終了となります。
結構具体的に書いてしまったので、やったことない人にはイメージしにくいかもしれないですが、大体のイメージが伝わればいいと思い書いてみました。
ここまで詳しく書いたのは、ぐるけんが入る前にイメージしていた郵便物の仕分けバイトと大きな違いがあったからです。
- 機械でかける郵便物がある
- 郵便物を機械にかける時は意外と体を動かす
- 意外と重労働がある(多少ですが)
ぐるけんが感じた違いはこんな感じです。
ただぐるけんは、かなり甘く考えていたところもあります。
どうせ行って、郵便物を手で分ける作業を、延々と時間いっぱいまで繰り返すだけだろうと思っていました。
初めからある程度流れを知っておけば、そんなに衝撃は受けないかもしれないですね。
郵便物を機械にかける作業では、機械をかける人も郵便物を抜き取る人もいい運動になるぐらいは動くのと、最初にトラックから届いた専用のケースに入った郵便物を運ぶのが意外と重くて重労働ですよ、ということぐらいは想定した方がいいかもしれないですね。
長くなりましたが、大体の流れはこんな感じです。
※こちらはあくまで、ぐるけんが働いていた郵便局での話なので全然違う作業をするところもあるかも分かりません。
郵便局の仕分けバイトして感じたメリット、デメリット
続いては、郵便局の内勤として働いていて感じた、メリットやデメリットを書いていこうと思います。
とりあえず、ぐるけんの思いつくところを全部書いていこうと思っています。
メリットについて
- 希望の休みを出せる
- 残業代はしっかりもらえる
- 条件を満たせば、バイトでも有給がもらえる
- いい運動になる
- 休憩をしっかりともらえる
- バイトでも交通費がもらえる(ほんの少し)
デメリット
- 作業が終わらなければ、残業は当たり前
- 結構疲れる上に夏場は汗をかく
- 何かあるごとに郵便物が増えてめちゃくちゃ忙しくなる
- とにかく堅苦しい
ぐるけんが思いついたメリット・デメリットはこんな感じです。
あくまで、ぐるけんが働いていた郵便局での話や個人が感じたことなので、その点だけご理解ください。
まずメリットとしては、さすが元々国が経営していただけあって、何事もしっかりとしていることが挙げられます。
一言でいえば、ぐるけんは色々なバイトをしてきましたが、郵便局ほど待遇の良かった所はないぐらいです。
残業代もしっかりと付きますし、条件を満たせばバイトでも有給がもらえる、少し交通費が出るなど待遇はバイトの中だとかなりいいです。
あとは希望の休みももらえますので融通が利きます。
まあ本来、残業代を払うのも当たり前ですし、有給も条件を満たせば、バイトでももらえるのも当たり前ですが、当たり前のことが出来てない所も多い中、なかなかしっかりとした印象を受けました。(ぐるけんは有給をもらったことはないですが)
あとは休憩についてもそうですね。
当たり前と言えば、当たり前ですが、時間になったら作業を中断してでもしっかりと休憩は取らされます。
その他の「いい運動になる」ですが、これは先ほどの郵便物を機械にかける作業が意外といい運動になります。
まあこれは体を動かすということなので、人によってはメリットではないかもしれないですが、ぐるけん的にはメリットでした。(体を動かすといっても、そんなに激しくはないので、個人的にはいい運動でした)
続いてデメリットです。
まずは、作業が終わらなければ当たり前に残業することになることです。
一応申し出れば、本来の勤務時間を超えると帰ることも出来ますが、忙しい時期などは難しいです。(基本的には空気的に無理という感じでした)
あとは何かあるごとに、急に忙しくなるということもデメリットです。
当然、年賀状の季節などは有り得ないほど忙しい訳ですが、それ以外にも予期せぬ形で忙しくなります。
例えば、選挙が決まるとその案内状を有権者全員分、郵便で配ることになりますし、国民健康保険などもそうですし、とにかく国関係の郵便物が来たときは一気に忙しくなります。
そんな時は当たり前に残業になるので、かなり疲れます。
あとは体を動かす作業もあるので、夏場は暑くて汗をかくのも地味に嫌でしたね。
一応、冷房も聞いていますが、それでも汗ばむ程度には体を動かすはめになります。
最後のデメリットとしては、とにかく堅苦しいことですかね。
それはメリットの待遇の良さや、きちんとした職場であるということにもつながるのですが、普通のコンビニバイトとかをしてきた人にとっては、かなり堅苦しく感じるかもしれません。
ぐるけんが体験した堅苦しいエピソードとしては...
まずバイトの面接からですかね。
面接も気軽なコンビニバイトの面接とは違い、採用係のスーツを来た数人と、簡単な企業面接さながらの雰囲気の面接をすることになります。(とはいえ、聞かれることは簡単なことなので安心してください)
軽いバイト面接のつもりで行くと、雰囲気に飲まれるかもしれないです。
こちら側は、面接の際にスーツで行く必要はなさそうですが、ある程度ちゃんとした服装で行った方がいいかもしれないですね。
そして面接合格後も堅苦しいです。
まずは、郵便物に関しての取り扱い方のビデオを見せられる研修があります。
その研修を終えると、その郵便局にいる「郵便局長」という一番偉い人に向かって、誓いの言葉のようなものを読まされることになります。(これは決められた文章で「しっかりと働きます」とか「コンプライアンスを厳守します」等の内容を堅苦しくした文を読むことになります。)
雰囲気がかなり真剣な感じで、さらに前もって言われるわけでもないので、研修が終わった後にいきなり読まされることになります。(郵便局長以外にも、各部署の部長さんが来て、とにかく偉い人達に囲まれた中で読みます)
初めて読む文章を、いきなり真剣な空気の中で読まされますので、当然緊張します。
ぐるけんは何とか噛まずに読めましたが、ぐるけんと同時期に入ったもう一人の人は噛み噛みだったようです(笑)(後日談)
他にも、初めての勤務の日にバイトや正社員全員を集めた前で、簡単な自己紹介代わりの挨拶ようなものをさせられます。
かなりの人数なので、緊張します。
また逆にバイトでも社員でも、誰かが採用される度に新しく入った人の挨拶を聞くことになります。
そして最後のエピソードとしては、辞める際も面倒くさいです。
当然のように辞める前も、全員の前で挨拶させられます。
また人が多いので、辞める際に簡単な菓子折りを持って行こうと思っても、どのくらいの人にまで配ればいいかわからないなどの小さな問題もありましたね。(まあこれは菓子折りを持って行かなくてはいけないルールはないので、そんなに気にしなくても大丈夫ですが)
ぐるけんの場合は、本当にお世話になった方だけに渡して終わりにしました。
あくまで、こちらはぐるけんの働いていた郵便局で感じたメリット・デメリットです。
特にデメリットの「堅苦しい」というのは、全部の所がぐるけんのところのようにやっているかもわかりません。(他から転勤してきた人で驚いている人もいたので)
参考程度だと思っておいてくださいね。
郵便局の仕分けバイトで働いて良かったのか?
最後に、郵便局で仕分けのバイトをしてどうだったのかを書いていこうと思います。
まずは、結果からいうと「なかなか良かった」です。
ぐるけんは様々なバイトをしてきましたが、その中でもいい方でした。
仕事もそれなりに忙しい時もあり、ハードな時期は辛かったりしますが、それ以外の期間はそんなに大変な仕事でもなかったです。
ただ、手で郵便物を仕分ける作業などは、間違いがないようにしなくてはならないため、神経を使います。
意外と気疲れするときもありました。
先ほどのメリット・デメリットでのところでも話しましたが、良くも悪くもキッチリしています。
法律で定められている労働基準法などは、基本的にはしっかりと守ってくれます。
ぐるけんが過去に他のバイトで体験した、ただ働き(サービス残業)は絶対にありません。
ただ、給料はもらえますが、意外に残業させられることもあり(忙しい時期)その日に行ってみないと時間通り終われるのか分からないのが、嫌でしたね。
一応、申し出れば契約時間内に帰れましたが、雰囲気的には残業が当たり前の雰囲気でした。(ぐるけんが働いていた郵便局で、さらに数年前の話ですが)
終わってすぐに、予定を入れることが出来ない辛さはありましたね。(忙しい時期)
あとは仕事自体ですが、キッチリした雰囲気なだけあり、しっかりと丁寧に教えてもらえます。
その点は安心でした。
あとは何か不測の事態や分からない事があったら、すぐに社員さんに申し出るようになっていたので、困ることも少なかったです。
ぐるけん個人の話にはなってしまいますが、丁寧に教えてもらえたので、1か月あればほとんどの仕事を覚えられました。
そのように、キッチリしているのはいいことですが、デメリットのところで話したように、バイトなのに堅苦しくすぎるのは嫌でしたね。
基本的には、バイトでも軽い気持ちではなく、正社員と同じ気持ちでいることを求められます。(心構えだけで、仕事内容は簡単なものだけ)
仕事は大変な時もありますが、覚えれば簡単でしたし、個人的には仕事自体は全く問題ありませんでしたが、ぐるけんは堅苦しすぎるのに耐えられず辞めました。
とにかく堅苦しいエピソードのところでも話しましたが、バイトでも社員と同じ様に、その郵便局で働いている全員の前で挨拶などを求められます。
ぐるけんは「バイト」として、軽い心構えで行ったのでかなり驚きましたね。
個人的に思うのは、そのキッチリしすぎている点をどうとらえるかでしょうね。
学生さんとかにとっては、結構面倒くさく感じるかもしれません。(ぐるけんも働いていた当時学生でした)
まあとはいっても、初め入った時の自己紹介を兼ねた挨拶を乗り越えれば、あとは辞めるとき以外は、自分が大勢の前で挨拶する機会はないですけどね。(キッチリした雰囲気は常にありますが)
ただ逆に学生にとっては、「これが会社などで働くということなのかな」と将来社会に出た時のいい経験にもつながるかもしれません。
普通のアルバイトじゃ体験しないような、キッチリ感があるのでいい勉強になるかも分かりませんね。
ぐるけんも辞めはしましたが、あの時の経験は良かったかなとも思っています。
メリット・デメリットというような言い方で挙げたりしましたが、ようは考え方次第でもあります。
仕事自体はそんなに大変ではないので、心構えや意識の点で自分の成長にもなりますし、オススメといえばオススメといえるかもしれません。
ぜひアルバイトでも、お金を稼ぐだけではなく、「自分自身の成長に繋げる時間」にしたい学生さんなどは、やってみてもらいたいバイトですね。
※ここに書いたことは、あくまでぐるけんが体験したことや感じたことを書いたまでです。
日本全国に郵便局はありますし、全てがぐるけんが働いていたような感じではないかもしれないです。
それでも何となく、「こんな感じの雰囲気なのか」と軽く参考にする程度にはなれたら幸いです。